認知心理学ナビ

閾下刺激とは

閾下とは、とても刺激が小さく、
生体に反応が起こらない状態を言います。
そして、閾値とは、
反応を起こすのに最小必要限の刺激の強さをいいます。

 

つまり、閾以下の強さの刺激であれば、
閾下刺激は起こりません。

 

しかし、感覚的には絶対に認知できないレベルの
閾下刺激、つまりサブリナミルな刺激であっても、
ヒトに反応をもたらす事が分かっています。

 

たとえば、かつてアメリカのある会社が、
テレビ映像の上に短いスポット広告を
3000分の1くらいの速度で点滅させる器械を開発し、
映画館のひとつで、その器械を使って、
コーラやポップコーンの広告を流しました。

 

すると、コーラは一日でいつもの2倍も売れ、
ポップコーンは一ヶ月で60%近くも売上げを伸ばしました。

 

現在、テレビや映画館等で、
このような閾下刺激を取り入れることは禁止されています。

 

ですが、閾下刺激によって
大衆を動かす事ができるというのは、
ちょっと怖い事ですね。