認知心理学ナビ

記憶のメカニズム

現在の認知心理学では、記憶の過程を「符号化」、「保持」、「検索」
という言葉で説明しています。

 

しかし、以前は、「記銘」、「保持」、「再生・再認」という過程で
考えていました。

 

記銘(きめい)とは、覚えこむ事、
保持とは、記銘したものをためこむこと、
再生・再認とは、ためていたものを手がかりなしに想起したり、
何らかの手がかりを用いて想起することです。

 

さて、現在の認知心理学では、
「符号化」、「保持」、「検索」という3つの過程で
記憶過程を考えています。

 

記憶における情報処理についても、
今までの単一的なものから、「短期記憶」と「長期記憶」という
2つのシステムに分けて考えています。

短期記憶とは

短期記憶とは、僅か数秒というような極短い間だけ
記憶を保持しておくものです。

 

そして、短期記憶を貯めるプールは少ないため、
多くの情報を保持する事はできません。
絶えず復唱しリハーサルをしないと、
新しい情報が入ってきて置き換えられてしまいます。

 

それを防ぐためのリハーサルを「維持リハーサル」といいます。

長期記憶とは

長期記憶は、数分間の記憶から数十年にわたっても
情報を保持する事ができる記憶です。

 

長期間記憶を維持するためには、
その情報に意味やイメージをつけることが必要です。
そのような操作を「精緻化リハーサル」といいます。